普通自動車運転免許の正式名称は?準中型やATの履歴書の書き方を紹介

皆さんは、運転免許証を履歴書に書く際に、どのように書けばいいか迷うことはありませんか?

実は、普通自動車運転免許には正式名称があり、履歴書には正式名称を書く必要があります。

知らないで履歴書に書いてしまうと、企業へのマイナスの印象になりかねません。

そこで今回は、普通自動車運転免許証の正式名称と履歴書への書き方について、詳しくまとめてみました!

目次

普通自動車運転免許の正式名称は?履歴書に書くときの正式名称

普通自動車運転免許の正式名称は「普通自動車第○種運転免許」となります。

実は、普通自動車運転免許は第一種と第二種に分かれており○の部分は、実際にお持ちの取得種類によって書き方が変わります。

第一種と第二種の違いは、以下の通りです。

【第一種運転免許】

  • 日本の公道で運転できる免許証のこと
  • 乗客を乗せて報酬をもらう行為は禁止されている
  • 一般的に「第一種」という呼称は、省略されることが多い

【第二種運転免許】

  • 「旅客自動車運送事業用」の運転免許であり、タクシーなど乗客から報酬をもらう人に必要な運転免許
  • 取得するには、21歳以上である必要がある
  • 普通自動車運転免許を3年以上経過している人が、取得することができる

履歴書に書く際は、「第○種」までしっかりと書くと、企業の方もどの種類を持っているかわかりやすいですね。

また、普通自動車のATのみを取得している人は、履歴書の欄に「普通自動車第一種運転免許( AT限定)」のように、ATのみを取得していることを明記する必要があります。

そのため、AT限定の運転免許証をお持ちの方は、履歴書記載の際に注意が必要です。

普通自動車運転免許は、一見、履歴書に書くのも簡単に見えますが、実は複雑なのですね。

ほとんどの方が、普通自動車第一種の運転免許をお持ちだと思いますが、履歴書に書く前に事前の確認しておくと安心です!

普通自動車運転免許の正式名称は2017年に改正されていた

実は道路交通法の改正により、普通自動車運転免許の区分が変更となっているのです!

普通自動車運転免許は、2017年3月12日に道路交通法が改正され、新たな運転免許制度が開始されました。

もともと、日本の普通自動車運転免許は「普通」「中型」「AT」の三種類があります。

しかし、2017年の改正により普通自動車運転免許の種類に「準中型」というものが追加されたのです。

準中型とは、普通自動車と中型自動車の中間に位置するもので車両総重量が7.5t未満、最大積載量が4.5t未満、乗車定員が10人未満の車両のことを指します。

従来の普通自動車は、車両総重量が5.0t未満、最大積載量が3.0t未満のことを指していましたが、この改正により、2017年3月12日以降は、普通自動車の車両総重量が3.5t未満、最大積載量が2.0t未満と変更となりました。

それでは、2017年3月11日以前に普通自動車運転免許を取得した方の扱いはどうなるのでしょうか?

普通自動車運転免許の正式名称は取得年で書き方が変わる?

先述した通り、2017年3月12日から新しい運転免許制度が開始されました。

新しい運転免許制度の開始により、普通自動車運転免許を指す範囲が変更となったため、2007年6月2日から2017年3月11日までに取得した普通自動車免許は、準中型自動車免許として扱われることとなりました。

上記に該当する場合は、履歴書に書く際に「普通(現5t限定準中型)自動車免許」と括弧書きで記載をしておく必要があります。

運転免許の厳密な区分が必要ではない企業では、ここは特に注視はしないと思いますが、企業が該当する場合は、この保有資格もしっかりとみられる可能性があるため、注意が必要です!

  • 2007年6月2日〜2017年3月11日に取得した普通自動車免許は「準中型自動車免許」の扱いとなる
  • 履歴書に記載する際は、「普通(現5t限定準中型)自動車免許」と記載する必要がある

普通自動車運転免許証の取得日・種類の確認方法は?

ここまで、普通自動車運転免許の書き方についてまとめてきました。

取得年や持っている種類によって、書き方が変わってくるということがわかったかと思います。

取得日や種類は普通自動車運転免許証に記載があるのですが、どこに記載されているかご存知でしょうか?

実は、取得日や自分が取得した種類は、運転免許証の下部に記載されています。

まず取得年月日について説明をしていきます。

普通自動車運転免許証の取得日は、免許証下部に記載されている日付で確認ができます。

免許証の上部に交付日が記載されていますが、こちらは免許証が更新される度に日付も更新されるため、普通自動車運転免許証の実際の取得日ではありません。

また、免許を複数持っている場合は、「二・小・原」、「他」、「二種」の欄に別の日付が記載されている場合があります。

その場合は、一番古い日付が、普通自動車運転免許証の取得日となりますので、履歴書には、一番古い日付を記載するようにしましょう。

次に免許の取得種類ですが、種類もまた免許証下部に記載をされています

ここには、中型、普通などといった略称が記載されていますので、履歴書に記載する際は、正式名称を調べて記載する必要があるので注意が必要です!

免許証の取得日などは、ついつい交付日を記載してしまいがちですが、実は下部にしっかりと取得日が記載されているのですね。

普通自動車運転免許は正式名称で正しく書こう

今回は、普通自動車運転免許の正式名称や、履歴書への書き方をまとめてみました!

持っている種類や取得年によっては、括弧書きが必要であったり、書き方が異なったりするので、履歴書へ書く際には注意が必要です。

普通自動車運転免許証は、簡単そうに見えて、実は多くの種類があるため、履歴書を書く際の意外な落とし穴かもしれません。

正しい書き方を知っていれば、自分の資格について企業の方へ正しく情報を伝えることができます。

今回の記事を参考に、履歴書への書き方を習得し、企業へアピールしましょう!

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