外出すれば、ほぼ確実に目にするレジ。町中にあふれていますよね。
実際に店員として扱った経験がある人も、多いのではないでしょうか。私もコンビニでバイトした時に、かなり苦労しました。
しかし改めて考えてみると、レジの正式名称やその由来については全然知らないのが正直なところです。
あって当たり前のものって、かえって詳しくは分からなかったりしますよね。
そこでレジの正式名称について詳しく調べたので、解説していきます。
レジの正式名称は?
レジの正式名称は「キャッシュレジスター」といいます。
レジスターは英語で、「記録」や「登録」もしくは「登録機」という意味です。
キャッシュ(お金)を記録する機械だからキャッシュレジスターということで、とても素直なネーミングですね。
ちなみに日本語での正式名称は「金銭登録機」といいますので、こちらもそのものずばりな直訳です。
レジの正式名称の由来や歴史は?
レジを発明したのは、アメリカのカフェ店主ジェームズ・リッティです。
1879年に作られた最初のレジは、押しボタンの付いた置時計のような見た目でした。
「Ritty’s Incorruptible Cashier(リッティの公正なキャッシャー)」という名前で、支払い金額を客と店員に表示するだけの単純なものでした。
その後レジは進化していき、お金の引き出しがついたり、レシートが出るなど、現在の機能に近づいていきます。
しかしレジはとても高価だったので、あまり売れませんでした。
レジの正式名称が決まったのはいつ?
本格的にレジが広まったのは、1884年にジョン・ヘンリー・パターソンが赤字だったジェームズ・リッティのレジ会社と特許を買い取り、ナショナル・キャッシュ・レジスター社が誕生してからです。
ここでレジの正式名称「キャッシュレジスター」が登場します。
ジョン・ヘンリー・パターソン社長は、先進的な経営手法で広くレジを販売していきました。
レジ販売員の養成学校や販売マニュアルを作る、世界初のダイレクトメールで広告宣伝、福利厚生の充実などです。
ちなみにこのナショナル・キャッシュ・レジスター社は名前をNCR社と変えて、総合IT企業として今も存続していますよ。
レジが日本で使われだしたのはいつ?
レジが日本で使われだしたのは、1853年の紀伊国屋でのことです。
売り場を回って商品を選び、レジに持って行って清算するシステムを作ったのです。
今ではありふれた光景ですが、当時は日本初の画期的なシステムでした。
ちなみに一般的には、お金を入れたザルで支払いやお釣りのやり取りをしていたんですよ。
今ではそっちの方がレアですね。
レジの正式名称を決めたのはだれ?
アメリカ人のジョン・ヘンリー・パターソンです。
レジを広く広めた、ナショナル・キャッシュ・レジスター社の社長です。
その社名から、レジの正式名称「キャッシュレジスター」が決定されました。
レジの正式名称まとめ
レジの正式名称は「キャッシュレジスター」で、日本語に訳すと「金銭登録機」です。
レジの正式名称の由来は、これを広く普及させたナショナル・キャッシュ・レジスター社の社名から来ています。
日本では、1853年に紀伊国屋で使われはじめ、スーパーの先駆けとなりました。
ちなみに日本語ではキャッシュレジスターをレジと言いますが、英語だと「register」か「cashier」と言います。
海外旅行で買い物をする際に、思い出してくださいね。