みなさん、資格ときいて何が思い浮かびますか?
英検や漢検など、これまでの学校・社会人生活を通じてなじみ深いものから、IT関係のお仕事をされている方にとっては基本情報技術者などが有名だと思います。
そんな資格のなかで、秘書検定についてご存じでしょうか?
秘書とは、上司、役員、はたまた社長まで要職者のスケジュール管理、会議準備、原稿作成、書類作成、調整業務など、ありとあらゆる事態に備えてさまざまな事務的な業務をおこなう職種になります。
なかなか大変そうな秘書の業務に関連する資格である秘書検定について正式名称や由来を解説していきます。
秘書検定の正式名称は何?
秘書検定の正式名称は「文部科学省後援 秘書技能検定試験」といいます。
履歴書などの資格欄には、「文部科学省後援 秘書技能検定〇級 合格」と書きましょう。
国家資格ではないため、「取得」ではなく「合格」と記載することに注意してください。
秘書検定の正式名称の由来は?どこが決めてる?
秘書検定は公益財団法人実務技能検定協会によって運営・実施されています。
そのため、正式名称についても上記の協会が決定しています。
2006年までは文部科学省の認定試験でしたが、2006年の認定制度廃止により、文部科学省後援試験となりました。
協会によると、秘書検定は、「人柄の良さ」「感じの良さ」の育成を目指しており、筆記試験問題と面接試験を通して、社会人にとっては当たり前の基本的な常識を出題しているとのことです。
試験問題では、以下の5つの分野について問われます。
[必要とされる資質]
[職務知識]
[一般知識]
[マナー・接遇]
[技能]
敬語の使い方、電話・来客の対応、さまざまなイベントごとでのマナーなど、幅広い知識が得られるため、さまざまな職種で歓迎されそうですね!
秘書検定の正式名称を履歴書に書くのは何級から?
秘書検定は、3級、2級、準1級、1級の段階に分かれており、英検や漢検のように、級の数字が小さくなるほど難易度が上がります。
履歴書には「〇級以上」などの特に制限はなく何級でも記載して問題ないようです。ただし、記載する際はきちんと秘書検定の正式名称を記載しましょう。
大学生や、社会人の方は、高校生が多く受ける3級よりは、2級以上が望ましいといえます。
ちなみに各級で問われる難易度は以下になります。
3級:高校生が多く受験。基本的な社会人の常識が問われる。
2級:感じのよさだけでなく効率のよい仕事の仕方も問われる。
大学生の受験が多く,社会人の受験も目立ちます。
準1級:判断力や対応力が求められる中堅の秘書像。
1級:先を読んでサポートするといった上級の秘書像。
受験を考えられている方は、公益財団法人 実務技能検定協会のサイト(https://jitsumu-kentei.jp/HS/index)で、詳しい情報をみられてみてはいかがでしょうか。
秘書検定の正式名称まとめ
今回は、秘書検定の正式名称「文部科学省後援 秘書技能検定試験」について解説いたしました。
就職や転職に必要な、社会人としての一般的なマナー・対応力をアピールするにはうってつけの資格ですので
秘書を目指す人はもちろん、それ以外のかたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか!