ビックリマークの正式名称は?数学の記号との違いはある?

ビックリマークと呼ばれる記号「!」をみなさんも使う機会が多いかと思います。

驚いことや強調したいことに対して「!」を使うと、表現をより伝えやすいですよね。

そんな便利な記号であるビックリマークの正式名称はご存知でしょうか?

今回は、ビックリマークの正式名称と数学で使われる記号との違いをまとめてみました!

目次

ビックリマークの正式名称は?

ビックリマークの正式名称は、「感嘆符」や「雨垂れ」と言います。

「感嘆符」という言葉は、聞いたことある方も多いのではないでしょうか?

一方で、「雨垂れ」は、聞き馴染みのない言葉かと思います。

なぜ雨垂れと言うようになったかというと、「!」のマークが雫が垂れているように見えるからなのだとか。

確かに「!」は、雫が垂れているように見えます。考えた人は、趣深い方ですね!

ビックリマークの正式名称は、日本語と英語で違う?

実は日本語と英語で、ビックリマークの言い方が全く違うのです!

英語の正式名称は、「Exclamation mark(エクスクラメーションマーク」または「Exclamation point(エクスクラメーションポイント)と言います。

「Exclamation(エクスクラメーション)」の意味は、「感嘆」「叫び声」「悲鳴」などという意味だそうです。

日本語に訳すと、エクスクラメーションマークは、「感嘆の印」、エクススラメーションポイントは「感嘆するポイント」という意味になるかと思います。

ちなみに、「!!」とビックリマークを二つ使って表記することは「Double exclamation mark(ダブルエクスクラメーションマーク)」と言います。

英語圏でも、日本と同じように感嘆した時に使っているようですね。

ビックリマークの正式名称は数学でも使われている!

ビックリマークは、実は数学にも使われているんです!

みなさんは、数学の授業でこのような問題を見たことはないでしょうか?

数学で「!」を使う場合、普段の文章で使う感嘆の意味とは全く違う意図で使われます。

数学で使う時、「!」は「感嘆符」ではなく、「階乗(かいじょう)」と呼びます。

階乗とは、ある正の整数から1までの整数の積という意味を表し、n個の異なるものを1列に並べる場合の並べ方を計算するときに用いられます。

以下の例を見てみましょう。

例)6人を左から一列に並べる場合、何通りの並べ方があるでしょうか?

 1人目:6人から選ばれるので、6通り
 2人目:1人目が選ばれているので、残りの5人から選ばれる。つまり5通り
 3人目:2人選ばれているので、残りの4人から選ばれる。つまり4通り
 4人目:3人が既に選ばれているので、残りの3人から選ばれる。つまり3通り
 5人目:4人が既に選ばれているので、残りの2人から選ばれる。つまり2通り
 6人目:5人が既に選ばれているので、最後に残った1人が選ばれる。つまり1通り

これを式で表すと、
6!=6×5×4×3×2×1=720通り

このような計算をする際に、階乗の意味として「!」を使うのです。

普段使うビックリマークとは全く違う使い方をするので、数学で使う際は間違えないように気をつけましょう。

ビックリマークの正式名称の由来は何?

日常でもよく使われるビックリマーク。そんなビックリマークの由来はご存知でしょうか?

実は、ビックリマークの由来と言われている説が、3つもあるんです。

  1. ラテン語に由来している
  2. 人の動作に由来している
  3. 猫の動作に似ている

まず一つ目が、「ラテン語に由来している」説です。

ラテン語で喜びを表す時「io」という言葉を使うそうで、ビックリマークは、この「io」の文字を縦に重ねて、「!」の形にしたのではないか。という仮説が立てられています。

このラテン語の「io」を使ったという由来は、一般的に知られている説であり、由来として一番有力であると言われています。

確かに縦にしてみると、「!」に見えますね!

二つ目は、「人の動作に由来している」という説です。

この説は、人が驚いて立ち上がった時の姿と「!」が似ているところから、人の動作を表しているのではないか。と言われるようになったそうです。

しかし、根拠のある証拠があるわけではないため、都市伝説的なものとして、言われている説となります。

三つ目は、「猫の動作に似ている」説です。

猫が驚いて尻尾を立てた状態の時、お尻と尻尾の形が「!」に似ていることから、この説が立てられたのだとか。

確かに、猫の驚いた時の後ろ姿に似ていますが、この説も根拠が弱いような気がします。

ビックリマークの正式名称を知って正しく使おう!

今回は、ビックリマークの正式名称、数学の時の使い方や由来について、まとめてみました。

ビックリマークの正式名称は、日本語と英語で全く違うものになりますが、どちらも感嘆の意が込められていることがわかりました。

また、数学で使う際には「階乗」という名前で呼ばれ、感嘆の意味とは全く違った使い方をします。

普段から使っているビックリマークですが、意味を知って使うと、より自分の気持ちを表現しやすいです。

ビックリマークの正式名称や意味を習得し、正しい使い方を心がけましょう。

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