ネットやテレビのニュースでよく目にする機会が多くなった「WTO」。
このWTOの正式名称やどういった組織なのか、意外に知らないという方が多いと思います。
今後もよくニュースなどで取り上げられる言葉の一つです。
この記事では、WTOの正式名称や英語で何て言うか紹介します。
WTOの正式名称は?
WTOの正式名称は、「世界貿易機関」です。
世界の各国が自由に物やサービスを貿易できるように、この機関は設立されました。
また国際的にルールを作り、課題になる問題を減らす、または無くすという取り組みをしていく組織となります。
このルールは加盟国間で交渉できるようになっています。
どちらかの国だけが儲かるというような不満が出ないように管理する事が、この組織の大事な役割です。
WTOの正式名称を英語で言うと?
WTOの正式名称を英語で言うと、「World Trade Organization」になります。
この頭文字をとって「WTO」と表記されている事が多いです。
それぞれの英単語を日本語で直訳すると、次の通りになります。
- World=世界
- Trade=商い、貿易
- Organization=組織
この名の通り、世界的なルールの中で貿易をしていきましょうという組織です。
どの国も自由に貿易ができるように、貿易の紛争を無くしていこうとしています。
WTOの正式名称の由来
WTOの正式名称、これには主な役割が関係しています。
「world」は世界全体で考えるという意識から、「trade」はその名の通り貿易を意味しています。
「 organization」は世界的にルールを設けて、仲良く貿易できるように管理していこう組織が必要ということを表しています。
WTOの正式名称の歴史
WTOの正式名称の歴史は、WTOが設立される前の前組織から歴史はスタートしています。
この頃は世界的に不況で各国が保護主義的貿易政策を設けていました。
しかし、それが第二次世界大戦を引き起こした一因になりました。
第二次世界大戦後に反省をいかし、貿易を盛んにしようという目的でガットという名で組織されました。
しかしこの組織は世界的でなく、一時的に作った組織でした。
ウルグアイ・ラウンド交渉で貿易のルールが大幅に拡充されました。
それによってしっかり基盤をつくるような国際機関を作る必要があったのです。
WTO、つまり「世界貿易機関」が設立されました。
WTOの正式名称まとめ
今回はWTOの正式名称は「世界貿易機関」で、英語の正式名称は「world trade organization」です。
その名の通り、世界で自由に貿易ができるようにルールを作り、それを守っていこうという組織です。
設立から約30年経っていますが、貿易は一歩間違えると国同士の争いが起きてしまいます。
争いが起きないように、どの国もルールに従って、そのルールの中で自由に貿易することを調整する役割があります。
今後もニュースで取り上げられたりする言葉なので、意味をよく理解しながらニュースを見ることができるのではないでしょうか。