様々なシーンで便利に使えるチャッカマンですが、チャッカマンという言葉が正式名称ではないことを知っている方は少ないのではないでしょうか。
この記事ではチャッカマンの正式名称やその由来、歴史を紹介していきます。
チャッカマンの正式名称は?
あまり馴染みがないかも知れませんが、チャッカマンの正式名称は「点火棒」と呼ばれています。
点火棒と言う名称は火をつける道具の総称を指しており、ライターなども点火棒に該当します。
チャッカマンは正式名称ではなく商標!
チャッカマンは正式名称ではなく商標名です。
点火棒の代名詞として一般的に使用されていますが、商標として登録されています。
チャッカマンは1983年に「BBQ」という名称で主に米国向けとして販売を開始。
1985年に改良を重ね、国内向けとして「チャッカマン」という名称で販売を開始。予想を上回る反響を受け、全国展開へと至りました。
チャッカマンはモデルチェンジを重ね、ミニサイズや仏具用など、用途に合わせた様々な種類のモデルが販売されています。
チャッカマンの正式名称の由来
チャッカマンの正式名称の由来は、火を着けることを意味する「着火」と人を表す「マン」を組み合わせた造語になります。
発売当初「ガッチャマン」など「◯◯マン」という名称が広く浸透し、親しまれていた背景が名前の由来に関係していると言われています。
発売後はチャッカマンは子供から大人まで馴染みのある商品名として広まり、製品代名詞として認知されています。
チャッカマンの正式名称を決めたのはだれ?
「チャッカマン」の正式名称を決めたのは、株式会社東海の創業者である故・新田富夫社長となっています。
新田富夫社長がアメリカ出張の際に招待されたバーベキューパーティーが開発のきっかけであると言われており、アウトドアでの安全な着火の必要性を感じ、100円ライターの技術を応用しチャッカマンの開発を進めて行きました。
チャッカマンを販売した当初に、「高い山で点火しない」とお客様からの声があり、当時の開発メンバーはチャッカマンをリュックサックに入れ、富士山に登り着火試験を行い、2500m以上の高地では着火率が落ちることが分かりました。
その後、株式会社東海の試験基準に「標高別着火試験」が加わり、チャッカマンの新モデルや主用部品の変更があった際は富士山の5合目まで登り着火試験を行っています。
この試験は5月~10月の登山道が開放される期間に限られるため、その期間を逃した場合は翌年に延期されてしまうことが難点として挙げられています。
チャッカマンの正式名称まとめ
チャッカマンの正式名称は「点火棒」ですが、一般的にはチャッカマンという名称が広く浸透し、知られています。
この「チャッカマン」という名称は株式会社東海の創業者である故・新田富夫社長がアメリカ出張の際に招待されたバーベキューパーティーからヒントを得て開発に至ります。
当時の「◯◯マン」という名称が親しまれていたことが名前の由来とされています。
「チャッカマン」は様々なシーンで利用でき、便利な商品です。正しく安全に利用して行きましょう。