モンゴルの正式名称は?英語で言うと何?

普段耳にすることもあるモンゴルですが、実は正式名称があることをご存じでしょうか。

普段読んでいる名称とは別のものがあると知ると、気になりますよね。

この記事では、モンゴルの正式名称や、英語でどう言うかを紹介します。

国の正式名称を知ると、その歴史や成り立ちに対する理解が深まりますよ。

目次

モンゴルの正式名称は?

モンゴルの正式名称は「モンゴル国」です。

国の名前は、共和国とか連邦とかつくことも多いのですが、モンゴルはシンプルに「モンゴル国」です。

もともと、「モンゴル人民共和国」が正式名称だった時代もあったのですが、そこからモンゴル国になりました。

このモンゴルの成り立ちには、多くの歴史的な背景が関わっているので、後で解説します。

モンゴルの正式名称を英語で言うと?

モンゴルの正式名称を英語で言うと、「Mongolian State」になります。

「モンゴリアンチョップ」とか「モンゴリアンスタイル」とか、「モンゴリアン~」という言葉を聞いたことはありませんか?

それらは、モンゴルの国名をもじった言葉なんです。

ちなみに、モンゴルの正式名称をモンゴル語(キリル文字)で言うと、「 Монгол Улс(モンゴル・オルス)」です。

Монгол(モンゴル)は、そのままモンゴルという名称を示しており、Улс(オルス)には国という意味があります。

モンゴルの正式名称の由来

モンゴルの正式名称の由来は深い歴史の中に根ざしています。

「モンゴル」という名前は、モンゴル高原に住む人々、すなわちモンゴル族から来ています。

この名前は古くからこの地域の人々が使ってきた名称であり、それがそのまま国名として採用されました。

モンゴルという言葉自体は「永遠の火」や「勇敢な人々」を意味するとも言われ、その国民性や歴史を表現しています。

この名前は長い歴史を持ち、モンゴル人の誇りとアイデンティティを示しているといえます。

モンゴルの正式名称の歴史

モンゴルの正式名称の歴史を知るために、いくつかの重要な時期に焦点を当ててみました。

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古代

モンゴル高原にはさまざまな遊牧民族が住んでいました。

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12世紀

テムジン(後のチンギス・ハン)が登場。彼はモンゴルの部族を統一し、モンゴル帝国を建国します。

チンギス・ハンとその後継者たちはアジア、ヨーロッパ、中東にわたる広大な領土を征服しました。モンゴル帝国は歴史上最も広い領土を持つ帝国の一つとして知られます。

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20世紀初頭

モンゴルは清朝からの独立を果たし、モンゴル人民共和国として新たな国家を築きます。この時期はソビエト連邦の影響を強く受けていました。

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1992年

ソ連が崩壊の危機にあったことに伴い、政治形態を変え、モンゴル国へと改称しました。

モンゴルの正式名称を決めたのはだれ?

モンゴルの正式名称を決めたのは、モンゴルの建国者とされるチンギス・ハーンやその後の指導者たちとされています。

歴史的な記録によれば、チンギス・ハーンはモンゴル帝国を創設し、多くの民族を統一しました。

その時期からモンゴルという名前が使われ始めました。しかし、正式な国名として「モンゴル」と言われたのは、現代のモンゴル共和国が成立した時期とされています。

この時期に政府が公式にこの名前を採用し、国としてのアイデンティティと誇りを示す重要な名称としました。

この名前の確立はモンゴルの歴史と文化を反映し、国民統合の象徴として機能しています。

モンゴルの正式名称まとめ

モンゴルの正式名称は「モンゴル国」で、正式名称を英語で言うと「Mongolian State」です。

そして「モンゴル」という名称は、モンゴル族からきています。

現代のモンゴルは、その名が示すように、壮大な歴史と豊かな文化を持つ国として国際社会にあります。

この記事がモンゴルという国をさらに深く知る手助けとなり、新しい知識と視野を得るきっかけとなれば幸いです。

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