イギリスの正式名称は?英語の読み方や覚え方を紹介

西ヨーロッパに位置する島国イギリスですが、実は正式名称があり、「イギリス」という国名は、私たち日本人しか使っていないことをご存じでしょうか。

外国人との会話で「イギリス」と言っても、どこの国か相手に全く通じないという可能性もあります。

今回は、イギリスの正式名称や英語の読み方、覚え方などをご紹介いたします。

目次

イギリスの正式名称は?

イギリスの正式名称は「United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandです。

日本語訳にすると「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」となります。

そこから英語圏の人は「United Kingdom」や「UK」と略称で呼ぶことも多いです。

国際オリンピック委員会(IOC)などで使用される国名コードは「GBR」です。

第一回オリンピックでイギリス選手団が「Great Britain」で出場しており、その後も使用されてきたことから「GB」もイギリスを表す国名コードとして「UK」と共に呼ばれています。

イギリスの正式名称の由来

イギリスの正式名称の由来を語るには、最初にある「United Kingdom」から紐解く必要があります。

これはそれぞれ「Kingdom(王国)」、「United(連合)」という意味で、王国同士が連合したので「United Kingdom」と表します。

さて、その王国同士はどこの国のことでしょうか。

それは「Great Britain(グレートブリテン)」国と「 Northern Ireland(北アイルランド)」国です。

グレートブリテン王国も元々王国同士が合併した国で、1707年にスコットランド王国とイングランド王国が合併し、「Kingdom of Great Britain(グレートブリテン王国)」が出来ました。

そして1801年にグレートブリテン王国とアイルランド王国が合併して、「United Kingdom of Great Britain and Ireland(グレートブリテンおよびアイルランド連合王国)」が出来ます。

ここまで来ると現在の正式名称に近付いてきましたね。

しかし1927年にアイルランド島の南側を占めるアイルランド共和国が独立し、北側にある北アイルランドは独立しませんでした。

そのため「United Kingdom of Great Britain and Ireland」にNorthがつき、現在の「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)」になりました。

つまりイギリスは4つの国が連合されて出来た国であり、それは世界的にも珍しい成り立ちです。

日本で言う「イギリス」は正式名称とは関係ない

イギリスの正式名称の成り立ちは分かりましたが、日本でよく使用される「イギリス」や「英国」などの由来はどこからか気になりますよね。

実は「イギリス」の由来は正式名称から来たのではなく、ポルトガル語でイングランドを指す「Inglez(イングレス)」という言葉が語源だとされています。

さらに江戸時代にはオランダ語の「Engelsch(エングルス)」という言葉を語源とした「エゲレス」も広く使用されました。

「英国」では上記の表現を漢字にした場合に「英吉利(エイギリス)」という表現が用いられ、この略称が「英国」となりました。

「イギリス」や「英国」のどちらの語源も「連合国全域」ではなく、その中の国の一つである「イングランド」を指しています。

そのため日本では英語で「イギリス人・イギリスの」と表現する際に「English」を使いますことがありますが、これは厳密に言うと「イングランド人・イングランドの」という意味になります。

イングランド出身以外の国出身の人に対して「English」を使うと、不快な気持ちにさせることがあります。イギリス人を指す際は「British」を使った方が無難です。

イギリスの正式名称の覚え方

イギリスの正式名称はとても長くて覚えづらいですよね。

そんなときは、イギリスの歴史を思い浮かべるのがいいでしょう。

まず最初に2つの王国同士の合併により「グレートブリテン王国」ができ、それに「アイルランド王国」が合併するも「アイルランド共和国」が独立して「北アイルランド」が残り、今のイギリスが出来ました。

上記のような一連の流れを想像してから、もう一度正式名称を見てみましょう。知る前よりも断然頭に入って来やすいと思います。

また1つの国に見えて4つの国が連合して出来た国ということが分かっていれば、更に覚えやすいかもしれませんね。

イギリスは正式名称で言わないと伝わらない

「イギリス」や「英国」という呼び方は、世界で通用しません。

イギリスの正式名称は「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)」で、英語では「United Kingdom」や「UK」と略称で表します。

また「イギリス人」や「イギリスの」と英訳する際は「British」を使い、「English」は使わない方が無難でしょう。

正式名称は長いですが、イギリスの歴史を知れば覚えやすい名称です。

英語圏の人と話す際は是非参考にしてみてください。

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