英検の資格を履歴書に書く際、どう書けばよいのか迷っていませんか?
英検は就職や転職活動に有利に働くため、履歴書の資格欄に書いて、企業にアピールをしたいですよね!
実は、英検を履歴書に書く際には正式名称の記載が必要ということは、ご存知でしょうか?
知らないで書いてしまうと、せっかくのアピールポイントもマイナスに働いてしまうかも。
そこで、今回は英検の正式名称と履歴書への書き方をまとめました。
英検は正式名称じゃない?履歴書に書くときの正式名称
英検の正式名称は「実用英語技能検定」と言います。
なので、資格欄には「実用英語技能検定○級 合格」と記載するのが、正解となります。
英検の級を持っていることは、転職先や就職先へのアピールポイントの一つになるかと思います。
そのため、履歴書の資格欄に書く際にも、ミスがないように記載したいですよね。
英検は主催団体によって正式名称が変わることもある
また、英語検定は、「全商」や「日商」といった団体が主催している英語検定もあります。
「実用英語技能検定」と記載することにより、そのような英語検定と区別をすることもできます。
もし、全商の英語検定を履歴書に記載したい場合は、「全国商業高等学校協会 英語検定○級」と記載をします。
英検が正式名称は思わぬ落とし穴かと思いますので、履歴書に記載する際は、要注意です!
英検の正式名称の由来は?
そもそも英検の正式名称の由来は、何でしょうか?
英検は、公益財団法人 日本英語検定協会が主催し、文部科学省が推奨している英語力を測る検定です。
英検の公式ホームページには、英検について以下のように説明が記載されています。
英検は幅広い世代が受験する国内最大級の英語検定試験で、1級から5級まで、7つの級があります。試験内容は身の回りの日常会話から、教養を深める社会的な題材まで、実際に英語を使用する場面を想定し、出題しています。
https://www.eiken.or.jp/eiken/about/#pl02
検定級は、5級が一番簡単で、数字が少なくなるにつれて、難易度が上がっていくシステムとなっています。
試験問題は、5級から4級まではリーディングと、リスニング。3級から1級は、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能の試験が出題されます。
4技能を幅広く勉強することができるため、社会人だけではなく、幼稚園生や小学生などの小さいお子さんでも、英検を受けている方もいるほど!
とても大きな試験のため、英検の取得級を参考にする会社も多そうですね。
履歴書に英検を正式名称で書くのは何級から?
先述したように、英検には7つの検定級があります。
しかし、多くの企業が履歴書の記載で評価する目安は、英検2級からとなります。
なぜ、企業が評価するのは2級が目安となっているのでしょうか?
そもそも、日本英語検定協会は、7つの検定級に対して以下のような難易度の目安を設定しています。
- 5級…中学初級程度
- 4級…中学中級程度
- 3級…中学卒業程度
- 準2級…高校中級程度
- 2級…高校卒業程度
- 準1級…大学中級程度
- 1級…大学卒業程度
皆さんが就職するのは、一般的に高校卒業以降となりますよね。
なので、企業側も高校卒業程度の英語力を持っている2級を、評価の目安としているのです!
しかし、これはあくまでも評価の目安のため、準2級、3級だからと言って記載してはいけないルールがあるあわけではありません。
準2級、3級でも、2級以降の資格を今後取得する意欲を示せば、評価されるケースもあります。
一方で、外資系企業などといったビジネスに高い英語力を必要としている企業は、準1級以上から評価をする場合もあるります。
そのため、英検2級を履歴書に記載しても、評価されない可能性があります。
企業が求める英語力は異なるため、応募する企業に応じて、記載の有無を変えることも大事ですね!
英検は正式名称で履歴書に書くと企業へのアピールになる
今回は、英検の正式名称や履歴書の記載方法についてまとめました。
英検は、2級以上を保有していると企業へのアピールになるため、履歴書にも積極的に書きたいですよね!
しかし、せっかくのアピールポイントでも記載方法を誤ると、マイナスになってしまう可能性もあるため、しっかりと正式名称で記載しましょう。
今回ご紹介した履歴書の記載のポイントは、以下のとおりです。
- 英検の正式名称は「実用英語技能検定」
- 履歴書に記載するときは「実用英語技能検定○級 合格」と記載する
- 企業が評価するのは、2級からだが、外資系企業などは準1級からの場合もある
ポイントをしっかり抑えて、有利な就職・転職活動を進めていきましょう!