旅行や出張の交通手段として飛行機を利用されたことはありますか?
最近では、ジェットスターやピーチなどのお手頃な価格で航空便を利用できるLCC(ローコストキャリア)も多く、
飛行機を利用される機会も増えているのではないでしょうか。
そんな航空会社について、日本の2大航空会社がJALとANAであることは有名ですが、ANAの正式名称についてはご存じでしょうか。
今回はANAの正式名称について解説していきたいと思います!
ANAの正式名称は?
ANAの正式名称は「全日本空輸株式会社」になります。
ANAは1952年に、「日本ヘリコプター輸送株式会社(愛称:日ペリ)」として事業をスタートしました。
2機のヘリコプターと28名の社員ではじまり、1957年 「極東航空」との2社統合により 「全日本空輸株式会社」が発足しました。
現在のANAからは想像もできない小さな規模からのスタートに驚きますよね。
ANAの航空会社のコードは「NH」です。
このNHはANAの前身である「日本ヘリコプター輸送株式会社」のNihon Helicopterの頭文字が由来になっています。
ちなみに、JALの設立は、日本ヘリコプター輸送株式会社の設立の1年前である1951年になり、日本で1番古い航空会社になります。
ANAの正式名称の由来は?
ANAの正式名称である「全日本空輸株式会社」の由来については、正式な情報がみつからなかったため、推測になります。
日本全国の意味として「全日本」
日本ヘリコプター輸送の輸送から「空輸」
と名付けられたのではないかと考えられます。
先に設立されたJALの正式名称が「日本航空株式会社」ですので、区別もしやすいですね!
ANAは英語でなんて言う?
ANAは英語で「ALL NIPPON AIRWAYS」と表記され、各単語の頭文字をとって「ANA」と呼ばれています。
ALL NIPPON で 全日本
AIRWAYS で 空輸(航空会社) を意味します。
ANAの読み方はエイ・エヌ・エーが正式のようです。
「アナ」では、飛行機に穴があくと落ちそうなど縁起がわるい連想がされたり、
国際的な読み方を重視している模様です。
ちなみに、JAL(日本航空株式会社)の英語表記はJAPAN AIRLINESからきておりますが、
「AIRWAYS」と「AIRLINES」の違いは何でしょうか?
どちらの単語も航空会社を意味しますが、JALはアメリカ、ANAはイギリスから航空技術を学んだため、
JALはアメリカのAmerican Airlines(アメリカン航空)のAirlinesを、
ANAはイギリスのBritish Airways(英国航空)のAirwaysを使用しているという説があります。
ANAの正式名称は全日本空輸
今回は、日本の航空会社であるANAの正式名称が「全日本空輸」であることについて解説いたしました。
ANAもJALも1950年代に設立され歴史ある航空会社です。
電車や車の旅も好きですが、空の旅は非日常的でワクワクしますよね!