労金の正式名称は?

「労金」という言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか。

働いている人の中にもろうきんの口座を持っている人もいると思います。

今回はそんな働く人達の為の金融機関「労金」の正式名称や由来、歴史などをご紹介いたします。

目次

労金の正式名称は?

労金の正式名称は「全国労働金庫協会」と言います。

正式名称にも書いてあるように労金は全国に支部があり、それぞれの地方で活動しています。

労金の正式名称の由来

労金の正式名称の由来は労金の信念に基づいて名付けられています。

「全国労働金庫協会」という名前の通り、労働者のための銀行が全国にある協同組織という意味です。

また労金は労働金庫法という法律に定められた「はたらく人の福祉金融機関」であり、正式名称の由来は法律により定められています。

労金の正式名称の歴史

労金の歴史を語る前に当時の時代背景をお伝えします。

第二次世界大戦後の経済復興を真っ最中の日本で、金融機関は資金の多くを国や企業などへ投資していて、現代のように労働者にお金を貸すという事はありませんでした

その為、労働者の多くは生活費に困ると高利貸しなどから高い金利で借りるという方法しかありませんでした。

例えお金を借りられたとしても、利息の負担や過酷な取り立てに苦悩していました。

しかしこうした時代で1950年、岡山県では岡山生協連、兵庫県では労働組合、それぞれの呼びかけにより「労働者のための銀行」として労金の元となる組合が設立しました。

その2つの組合は「労働金庫法」の成立する前だったので、当初は中小企業等協同組合方による「信用協同組合」でしたが、1953年に「労働金庫法」が施行した事をきっかけに「労働金庫」となりました。

そして「労働金庫」は各地に支部を増やし、1966年に沖縄県に「労働金庫」を設立した事により47都道府県全てに労働金庫(ろうきん)が出来ました。

その後は1998年に近畿地方での近畿ろうきんをはじめとして地域での統合が進んだ事で、現代では13の労金がそれぞれ独立した事業体として運営しています。

労金の正式名称を決めているのはだれ?

労金の正式名称は、「労働金庫法」の法律により決められています。

つまり、国が決めていると言っても過言ではありません。

労金の正式名称まとめ

労金の正式名称は「全国労働金庫協会」と言います。

労金は労働金庫法という法律に定められた「はたらく人の福祉金融機関」であり、正式名称の由来は法律により定められています。

労金の歴史は長く、一度は全国に支部があったものの、今は統合を重ねて13の労金が全国にあります。

皆さんも機会があれば是非、ろうきんを使うというのも考えてみてください。

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