中国は、世界で最も人口が多く、経済的にも非常に影響力のある国です。
正式名称は学校で習った方も多いのではないでしょうか。
しかし、日常的には「中国」と呼んでいるため、改めてその正式名称やその背景について、知っておくのはいかがでしょうか。
この記事では、中国の正式名称や、由来や歴史について解説します。
中国の正式名称は?
中国の正式名称は、「中華人民共和国(Zhōnghuá Rénmín Gònghéguó)」です。
これは、中国の共産党が1949年に中華民国の政府を倒し、建国を宣言した際に定められた名称です。
日常的に「中国」と呼ばれているのは、この「中華人民共和国」という正式名称の略称です。
中国の正式名称を英語で言うと?
中国の正式名称、中華人民共和国は、英語で 「People’s Republic of China」 と表記されます。
略称である「中国」は、英語で 「China」 と表記されます。
スポーツ番組などで、Chinaと略されているのはよく見かけますよね!
中国の正式名称の由来
中国の正式名称、中華人民共和国の名称には、いくつかの意味が込められています。
- 「中華」 ⇒ 中国の文化や民族を指す言葉として使われています。
- 「人民」 ⇒ 中国の人々、つまり中国の国民を指します。
- 「共和国」⇒ 共和制を取っている国家を指します。
つまり、中華人民共和国という名前は、「中国の文化や民族、国民、そして政体」を表しています。
中国の正式名称の歴史
中国の正式名称、中華人民共和国は、1949年に建国された際に定められました。
それ以前、中国は「中華民国」として知られていました。
中華民国は、1912年に清朝が倒れ、共和制が導入された際に建国されました。
しかし、その後の中国は、内戦や日本の侵略など様々な困難に見舞われ、1949年に中国共産党が勝利し、新たに中華人民共和国が建国されました。
中国の正式名称の移り変わり
中国の正式名称は歴史とともに移り変わってきました。
- 殷(いん)
- 周(しゅう)
- 新(しん)
- 漢(かん)
- 三国(さんごく)
- 晋(しん)
- 南北朝(なんぼくちょう)
- 隋(ずい)
- 唐(とう)
- 五代(ごだい)
- 宋(そう)
- 元(げん)
- 明(みん)
- 清(しん)
- 中華民国(ちゅうかみんこく)
- 中華人民共和国 (ちゅうかじんみんきょうわこく)
「もしもし亀よ」の歌のリズムにのせて覚えるのが有名ですよね!
それぞれの時代の漫画や小説も多く出版されています。「三国志」とか「キングダム」とかが有名ですね。
中国の正式名称まとめ
中国の正式名称は、「中華人民共和国」で、英語での表記は「People’s Republic of China」です。
この名前は、中国の文化、国民、政体を表しており、1949年の建国時に定められました。それ以前は、「中華民国」として知られていました。
普段の生活の中では「中国」と呼び親しんでいますが、正式名称や由来を改めてみてみると、歴史があることが分かりますよね!
日本の歴史にも多く関わってきた国ですので、歴史的な背景や成り立ちを理解するのも良いと思いますよ。