商業高校の学生や、商学部などの大学生の方にはおなじみの日商簿記。
また、社会人にとっても経理・財務・会計といった管理部門の方だけでなく、
販売・製造にかかわる業種の方であれば基礎的な知識はおさえておきたいのが簿記の知識。
今回は、そんな簿記の知識を測る日商簿記について、正式名称を解説していきたいと思います。
日商簿記の正式名称は何?
日商簿記の正式名称は、「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」といいます。
なんだかすごく長くてびっくりですよね!
なぜこのような名称なのか詳しく解説していきたいと思います。
日商簿記の正式名称の由来は?どこが決めてる?
日商簿記は、日本商工会議所および各地の商工会議所が実施する検定試験のうち、簿記に関する技能を検定するもの。
商工会議所とは、商工業の改善や発展のための活動をしている公益法人で、その数なんと、全国に515か所もあります。
全国の商工会議所の中央連合体が日本商工会議所(略称は日商)です。
日商簿記は、日本商工会議所および各地の商工会議所で実施される検定のため、このような名称になっているんですね。
日商が主催する検定試験は、簿記以外にも以下のような試験があります。
日商珠算(そろばん)
日商ビジネス英語
日商PC(文書作成)(データ活用)(プレゼン資料作成)
また、簿記検定については、日商以外にも以下の団体が主催しているものもあり混同しないようにしましょう!
全商簿記(簿記実務検定試験)……全国商業高等学校協会
全経簿記(簿記能力検定)……全国経理教育協会
日商簿記を履歴書に書くのは何級から?
日商簿記は、初級、3級、2級、1級に区分けされており、1級は合格率が10%程度のため難関資格となっています。
履歴書へは、3級から書いても大丈夫です。
経理実務に即した資格であることから、3級でもアピールになることや、高校生の場合、大学入試の際に資格加点される場合もあります!
2級以上は、自治体や職種によっては国家公務員、地方公務員の採用試験で資格加点され、優遇される場合もあるようです。
履歴書への書き方は「日本商工会議所簿記検定試験〇級 合格」と記載しましょう。
スペースの都合次第では、商工会議所のサイトの履歴書への記載例のように「日商簿記〇級取得」と書いてもよいでしょう。
日商簿記の正式名称まとめ
日商簿記の正式名称は、「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」です。
財務・会計などのお金回りの知識は社会人にとって必須スキルといえますので、ぜひ力試しに資格取得の勉強をされてみてはいかがでしょうか。
転職・就職の際にアピールできる材料にもなるのでお得ですね!