最近では、スマホやタブレットの普及によりパソコンで文章を作成する機会は少なくなっていると思いますが、
お仕事などでは、まだまだ文章作成ソフトした書類作成の機会も多いと思います。
そんな文章作成ソフトについて、ワープロ検定という資格をご存じでしょうか。
もともと、ワープロとは、ワードプロセッサーの略で、見た目はいまのパソコンに近いですが、
文章作成に特化した機械のことで、1980年代から90年代にかけて普及していました。
今回はワープロ検定の正式名称や履歴書の書き方について解説したいと思います。
ワープロ検定の正式名称は?
実は、ワープロ検定は実施団体により正式名称が異なります。
文部科学省が後援するワープロ検定としては、
日本情報処理検定協会によって実施される「日本語ワープロ検定試験」があります。
協会のサイトによれば、
パソコンの日本語ワープロソフトの有効な利用を通じて、
日本語の入力および文書処理能力を身につけるとともに、
情報化社会の中でコンピュータ活用能力の向上を図ることを目的として実施する。
とのことで、タイピング速度、文章作成の実務能力を問う試験になっております。
4級~初段に区分けされ、数字が少なくなるにつれて難易度があがります。
ワープロ検定の正式名称は主催によって違う?
さきほどは、日本情報処理検定協会の「日本語ワープロ検定」について説明しましたが、
その他の例として以下の検定があります。
全国経理教育協会主催 文書処理能力検定(ワープロ部門)
全国商業高等学校協会主催 全商ビジネス文書実務検定
日本情報処理検定協会主催 日本語ワープロ検定
JBS全国学校連盟主催 JBS日本語ワープロ技能資格検定
日本商工会議所主催 日商PC検定試験(文書作成)
こんなにたくさんあるなんて驚きですね!
ワープロ検定を履歴書に書く際はどうやって書く?
履歴書への書き方は、
”主催、検定名、〇級合格”が正式な書き方になります。
たとえば、日本情報処理検定協会の「日本語ワープロ検定」の3級に合格した場合、
日本情報処理検定協会主催 日本語ワープロ検定試験 3級合格
と書きます。
主催団体名については、履歴書のスペースの都合により、
日本情報処理検定協会は日検
全国商業高等学校協会は全商
日本商工会議所は日商
のように省略も可能のようです。
ワープロ検定の正式名称まとめ
ワープロ検定の正式名称は主催団体によって変わり、次の5種類があります。
全国経理教育協会主催 文書処理能力検定(ワープロ部門)
全国商業高等学校協会主催 全商ビジネス文書実務検定
日本情報処理検定協会主催 日本語ワープロ検定
JBS全国学校連盟主催 JBS日本語ワープロ技能資格検定
日本商工会議所主催 日商PC検定試験(文書作成)
学生の方など、なかなかパソコンで文章を作成する機会も減ってきているとおもいますが、社会に出てみると書類作成の機会は多くなります。
文章作成ソフトを使いこなして、自身のスキルアップ、アピールのためにもワープロ検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!