皆さんは島根県出雲市にある、出雲大社をご存知でしょうか?
大国様(だいこくさま)と呼ばれている大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀っており、縁結びのご利益や、大しめ縄があることで有名です。
一般的には「いずもたいしゃ」と呼ばれていますが、正式名称は「いずもおおやしろ」と言います。
起源は神話として古事記や日本書紀に記されているほど昔です。
本記事では、出雲大社の正式名称の説明や歴史を紹介します。
出雲大社の正式名称は?
出雲大社は一般的に「いずもたいしゃ」と呼ばれていますが、正式名称は「いずもおおやしろ」です。
現在は縁結びの神様を祀っていることで有名です。
1871年(明治4)までは、杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていました。
出雲大社の正式名称の由来
出雲大社の由来は、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の国譲りの神話で、出雲大社が建てられたのが起源です。
元々は杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていましたが、1871年に明治政府が出雲大社と名付けました。
出雲大社の正式名称の歴史
日本最古の歴史書である、古事記や日本書紀に創建の様子が記録されています。
出雲大社の起源は、古事記に記されている大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の神話に遡ります。
大国主大神は、一般的には大国様(だいこくさま)と呼ばれている神です。
出雲大社が建てられた神話の内容は、大国様が国づくりのために人々と共に国土を開拓したというものです。
それに対して天照大神(あまてらすおおみかみ)と呼ばれる神が、国譲り(統治権)を要求します。
大国様は差し出す条件として、自分を祀る宮殿を建てることを条件に国を譲りました。
この宮殿が出雲大社であり、記録されている最初の名称は「天之御舎(あめのみあらか)」と言います。
現在の本殿の高さは約24mですが、最古は約96mもありました。
神社建築としては国内最大級の大きさで、国宝に指定されています。
下記のように、古文書に様々な名称が記載されています。
・天日隅宮(日本書紀)
・出雲大神宮(日本書紀)
・杵築宮(釈日本記)
・出雲宮(八雲御抄)
・天日栖宮(出雲国風土記)
・大社杵築大神宮(国花万葉記)
出雲大社の正式名称を決めたのはだれ?
明確に出雲大社の正式名称を決めた人はわかりませんが、1971年に明治政府の神社整備政策により、「出雲大社」に改名されました。
政府の整備策により改名されたため、政府関係者と出雲大社側で協議のうえ、決定されたものと考えられます。
出雲大社の正式名称まとめ
出雲大社の正式名称は「いずもおおやしろ」と読みます。
起源は、古事記や日本書紀に書かれている、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の神話に由来します。
杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていましたが、1871年(明治4)に現在の出雲大社と改名されました。
「いずもたいしゃ」と呼ぶ人が多いため、正式名称については意外ですよね!