イタリアという国名を知っている人はほとんどだと思いますが、イタリアの正式名称や由来を知っていますか?
正式名称は「イタリア共和国」であり、子牛を意味する「ビタロス(Vitulus)」というラテン語がイタリアに変化したのが由来です。
本記事では、イタリアの正式名称の説明、国名の由来や歴史を紹介します。
イタリアの正式名称は?
イタリアの正式名称は「イタリア共和国」と言います。
共和国とは、王や帝などの君主を置かず、国民に選ばれた国家元首が代表者になり、国を統治する国のことです。
イタリアの正式名称を英語で言うと?
イタリアの正式名称である、イタリア共和国を英語で表すと「Italian Republic」になります。
「Republic」とは共和国を意味します。
ヨーロッパの国々は、国名の後に国の政治形態を示すものが多いですね。
ちなみに、正式名称の略称としては、「ITA」が使われています。
イタリアの正式名称の由来
イタリアの名称の由来は、ギリシャ人がイタリアの地で「ビタロス(Vitulus)」と名付けたのが始まりです。
古代イタリアのカラブリア地方で、多くの牛が放牧されていたので、子牛を意味するビタロスという古ラテン語を名付けました。
後にビタロスがイタリアへと変化しました。
子牛のトーテム像を崇拝していた原住民に由来する説もあります。
イタリアの正式名称の歴史
紀元前6世紀ごろのカラブリア地方で、ギリシャ人が子牛を意味する「ビタロス(Vitulus)」と名付けたのが由来と言われています。
ビタロスの言い方が変わり、やがてイタリアに変化しました。
最初はカラブリア地方の一部の地域名でした。
チザルピーナ共和国が、ナポレオンを大統領とする「イタリア共和国」と名を使ったのが国名として最初です。
ナポレオンが皇帝になり、国名が「イタリア王国」と変わります。
ナポレオンの時代が終わると、イタリア王国は崩壊しました。
サルデーニャ王国がイタリアの統一により、再びイタリア王国が成立します。
現在のイタリア共和国が成立しました。
イタリアの6月2日は、イタリア共和国建国記念日になっています。
イタリアの正式名称まとめ
イタリアの正式名称は「イタリア共和国」であり、英語では「Italian Republic」になります。
イタリアの由来は、子牛を意味する「ビタロス(Vitulus)」という古ラテン語が変化して「イタリア」になったと言われています。
1946年6月2日に現在の「イタリア共和国」が成立しました。
イタリアの正式名称を知ることで、よりその国の歴史を理解することができますね!