オーストラリアという国名を聞いたことがある方は多いと思いますが、オーストラリアの正式名称や由来を知っている方は少ないのではないでしょうか。
この記事ではオーストラリアの正式名称や由来を解説して行きます。
オーストラリアの正式名称は?
オーストラリアの正式名称は「オーストラリア連邦」です。
漢字表記は「濠太剌利」で、漢字一文字で書くと「豪」、漢字二文字の場合は「豪州」と表記します。
漢字一字文字、二文字で表記した際に「濠」ではなく、「豪」を使用しているのは「濠」という字が常用漢字ではないため「豪」の字に置き換えられて使用されています。
また「豪国」ではなくて「豪州」の字を使用しているのは現在も連邦制の国家である名残だと言われています。
このように「オーストラリア連邦」が正式名称であり、漢字二文字で表記する場合は「豪州」が使用されています。
オーストラリアの正式名称を英語で言うと?
オーストラリアの正式名称を英語で言うと「Commonwealth of Australia」です。
「commonwealth」とは連邦を意味しており、オーストラリアでは連邦制度を採用しています。
また、国名や地域名を表記する略字コードは「AUS」と表記されています。
このように連邦制度を採用しているため「Commonwealth of Australia」と呼ばれています。
オーストラリアの正式名称の由来
オーストラリアの正式名称である「Australia」は、ラテン語の「Terra Australis」(南の土地)や「Terra Australis Incognita」(南の未知の土地)が由来と言われています。
オーストラリアの正式名称の歴史
この国の正式名称の歴史は、先住民アボリジニが数万年にわたり住んでいた大陸に、ヨーロッパの探検家が到達した18世紀から始まります。
1770年にイギリスの探検家ジェームズ・クックがオーストラリアの東海岸に上陸し、この地をイギリスの植民地としました。
その後、オーストラリアは植民地として成長し、19世紀には6つの植民地が統合されて1901年1月1日に正式に独立し「オーストラリア連邦」となりました。これにより、オーストラリアは連邦制の国家として独立しました。
また、国旗に関して、ユニオンジャックと南十字星をモチーフとしており、ユニオンジャックはイギリスとの歴史的な結びつきを示し、南十字星はオーストラリアが南半球に位置していることを象徴しています。
オーストラリアの正式名称まとめ
オーストラリアの正式名称は「オーストラリア連邦」と呼び、英語では「Commonwealth of Australia」と呼びます。
ラテン語の「Terra Australis」(南の土地)や「Terra Australis Incognita」(南の未知の土地)が由来と言われており、オーストラリアは植民地が統合されたことによって連邦国家となり「オーストラリア連邦」となった経緯があります。
オーストラリアの正式名称や歴史を知り、オーストラリアの知識をより深めて行きましょう。