猫じゃらしの正式名称は?誰が決めたの?

猫じゃらしと言われている草は、みなさんもよくご存知かと思います。

小さい頃に外で遊んだ時に見かけることや、猫じゃらしを使って遊んだりした方も多いのではないでしょうか?

実は猫じゃらしは正式名称ではなく、別の名前があるんです!

今回は、猫じゃらしの正式名称や由来について詳しくまとめてみました。

目次

猫じゃらしの正式名称は?

猫じゃらしの正式名称は「エノコログサ」と言います。

エノコログサとは、イネ科エノコログサ属の植物で一年生草と言われる、一年中生えている草です。

エノコログサの名前の由来ですが、実は猫ではなく犬から来ているんです!

エノコログサの夏から秋にかけてつける花穂の形が、子犬のしっぽに見えることから、「犬っころ草」が転じて「エノコログサ」という名前になったそう。

そのため、エノコログサの漢字表記も「狗尾草」と「狗(いぬ)の尾(お)の草(くさ)」という表記になっています。

エノコログサの名前の由来が、犬から来ていたとは驚きですね!

猫じゃらしの由来は?誰が名称を決めたの?

猫じゃらしの正式名称は「エノコログサ」と言い、犬のしっぽが名前の由来となっていることが、わかりました。

それではなぜ「エノコログサ」から「猫じゃらし」という名前になったのでしょうか?

それは、エノコログサの穂を猫の前で振ると、猫がじゃれてくる姿をみたからなのです!

しかし、誰が「猫じゃらし」と呼び始めたのかについては、残念ながらわかりませんでした。

猫じゃらしの細やかな動きは猫の狩猟本能を掻き立てるようで、自然と体が反応してしまうそうなんです。

そんな姿を見た人たちが猫じゃらしと呼び始めたことが、自然と広がっていったのではないでしょうか。

猫じゃらしの正式名称は海外では異なる!

日本では「エノコログサ」、俗称として「猫じゃらし」と言われていますが、実はイギリスでは異なった名前で呼ばれているそうなんです!

イギリスでは猫じゃらしのことを「Foxtail grass(フォックステイル グラス)」。直訳をすると「狐の尻尾の草」という名前で呼ばれています。

「Foxtail grass」の名前の由来は、エノコログサの穂の部分が狐のしっぽに見えるからだそう。

日本では犬の尻尾に例えられていた穂が、イギリスでは狐の尻尾に例えられていました。

例えていた動物は異なっていますが尻尾に見えていたという共通点もあり、とても面白いですね。

猫じゃらしの正式名称の花言葉は?海外でも同じ意味がある?

エノコログサの花言葉は「遊び」や「愛嬌」と言います。

この花言葉も猫がエノコログサでじゃれている姿からきたのではないかと言われています。

実は西洋でも、猫じゃらしに似たような花言葉をつけているのです。

先述した通り、イギリスでは猫じゃらしを「Foxtail grass」というのですが、「Foxtail grass」の花言葉は、「sporting(スポーティング)」と言われています。

こちらは日本語に訳すと「遊び」という意味になります。

「sporting」とは、皆さんもご存知の「sport(スポーツ)」に現在進行形のingをつけた単語になります。

「sport」にはスポーツをする以外にも「戯れる」「遊ぶ」といった意味もあるため、「sporitng」は遊んでいるといった意味となるというでしょうか?

実際にイギリスの方が、日本と同様に猫と戯れた姿をみて「sporting」という花言葉をつけたのか。詳細については詳しくわかりませんが、似たような花言葉をつけていることがわかりました。

もしかすると、名前の由来である狐が戯れていたのかもしれませんね。

猫じゃらしの正式名称まとめ

猫じゃらしの正式名称は「エノコログサ」と言い、名前の由来は犬の尻尾からきていることがわかりました。

また西洋では「エノコログサ」を「Foxtail grass」と言い狐の尻尾で例えており、どちらも花言葉は「遊び」や「戯れ」など、とても可愛らしい花言葉がありましたね。

今回は、皆さんにとって身近な「猫じゃらし」という草についての由来や正式名称について詳しくまとめてみました。

皆さんも身近な花や草などを調べてみると、新たな発見がみつかるかも!ぜひ、試してみてくださいね。

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