日々の生活や仕事場で頻繁に目にする「USB」ですが、何の略か疑問に思っていませんか。
よく目にするものだからこそ、気になりますよね。
そんな方のため、この記事ではUSBの正式名称や由来について、解説します。
USBの正式名称を知ることで、意外な発見があるかもしれませんよ!
USBの正式名称は?
USBの正式名称は「Universal Serial Bus」です。
この名前は、その機能を端的に示しています。
USBは様々なデバイスを接続し、データを送受信するための「普遍的な(Universal)」「直列(Serial)」「バス(Bus)」システムを提供するための技術基準として設計されました。
この名称からも、多くのデバイスとの互換性を目指して開発された技術であることが分かりますね。
ちなみに、正式名称を日本語で発音すると、「ユニバーサルシリアルバス」となります。
USBの正式名称の種類
USBの正式名称は「Universal Serial Bus」ですが、Tybe-Cとかminiとか聞いたことがありませんか?
実はそれはUSBの中での種類で、全てUSBであることに変わりはありません。
私たちが主に目にすることがあるのは、次の7種類です。
- USB Type-A ⇒ パソコンに多い
- USB Type-B ⇒ プリンターなど、パソコン周辺機器に多い
- USB Type-C ⇒ AndroidやノートPCなど
- mini USB Type-B ⇒ デジカメなど
- Micro USB Type-B(2.0) ⇒ 少し前のAndroid
- Micro USB Type-B(3.0) ⇒ 外付けHDDドライブなど
- Lightning ⇒ iPhoneやiPad
つまり、USBの中でType-AとかCとか言っているのであって、これらは全てUSBです。
USBの正式名称の歴史
USB技術は1990年代半ばに誕生したとされています。
当時のコンピューターは接続ポートが多種多様で、デバイス間の接続が複雑でした。
この問題を解決するために、インテル、コンパック、マイクロソフトなどの企業が協力してUSB技術を開発しました。
この新しい接続方式は「ユニバーサル」な接続手段を提供することを目的としており、その名前が示すように、デバイス間の「シリアル」データ転送を行う「バス」システムとして設計されました。
そこで、正式名称が「ユニバーサルシリアルバス」となり、「USB」と略して呼ばれるようになったのです。
USBの正式名称を決めたのはだれ?
USBの正式名称を決めたのは、USB技術の開発を担当したグループです。
このグループには、インテル、コンパック、マイクロソフト、IBM、DECなど、当時の主要なテクノロジー企業が参加していました。
これらの企業は技術の基準と名称を共同で決定しました。名称は、新しいテクノロジーの普遍性とデータ転送の方式を明確に表現するものとして選ばれました。
USBの正式名称まとめ
USBの正式名称は「Universal Serial Bus」です。
その名前の通り、多くの機械への接続をデータ転送を可能な規格として開発され、今は当たり前のように使われています。
普段馴染みのあるものでも、正式名称や歴史を知っていくと、改めて便利さが分かりますね。
私たちの生活を便利なものにしてくれているUSBですので、覚えておいて損はありませんよ。